読みやすい文章にするにはどうしたらいいのか。
それに対する、超簡単かつ超重要な答えは「シンプルに書く」ことです。
多くの文章術に関する本にも「シンプルに書け」といった内容が書かれています。
文章が長ければ長いほど、読み飛ばされてしまいます。
そのため、意味は伝わるけど、なくてもいい表現は積極的に省くべきです。
無駄な表現が減れば減るほど、自分が伝えたいメッセージだけが残ります。
そこで、この記事ではシンプルな文章を書くために必要な”冗長な表現を省く”について例文を交えながらご紹介していきます!
ぜひ参考にしてくださいね♪
なぜ、冗長な表現を省いて書くべきなのか
別に内容が伝わればよくない?
と思いますよね。
しかし、こんな経験はありませんか。
”記事が気になってサイトに訪れたはいいけど、一気にスクロールして結局全然読まなかった”
誰しも1度はあるのではないかと思います。
なぜ記事が気になったにも関わらず、読まなかったのか。
その大きな原因は長いが故にどこが重要かわからないからです。
長いと理解しにくい。
長いと読みにくい。
長いとめんどくさい。
読者はすぐに読めてすぐに答えを知りたい「超絶めんどくさがり」なのです。
だからこそ、可能な限り文章を減らし、読み手に楽をさせてあげる。
ストレスを与えない。
これが読まれる文章を書く上で重要になります。
【冗長な表現を削除!】読みやすい文章にする技を5つご紹介!
普段、気にせずに文章を書いているとやってしまいがちな「冗長な表現」を5つご紹介いたします。
- ~することができる
- ~というもの
- ~かもしれません。~だと思います。
- ~できるようになるためには
- 二重表現
どれもたった1文であれば、そこまで気になりませんが連発していくことで長く読みにくい文章に近づいていきます。
意識するかしないかだけの違いですので、読んだ後からすぐに実践できます。
ぜひ活用してください!
冗長な表現1:~することができる
「~することができる」は「~できる」に変えれることがほとんどです。
- 文章を書くことができる→文章を書ける
- 英語を話すことができる→英語を話せる
- 練習することができる→練習できる
上記の文は表現を変えるだけで文字数が約半分になります。
意識しないと意外と使っちゃうんですよね。
ただ、意識すればすぐに変わりますので、ぜひ実践してください。
~NGパターン~
継続して英語の勉強をすることができる人は英語を話すことができるようになります。
~OKパターン~
継続して英語の勉強ができる人は英語を話せるようになります。
例文では、2連発で「~することができる」の表現を使用しました。
連発すればするほど長くなっていきますので、意識して減らしましょう。
冗長な表現2:~というもの
「~というもの」は大体省けます。
でもなぜか使いたくなってしまうんですよね。
なぜでしょうね・・・(笑)
あってもなくても意味は変わりません。
省きましょう!
~NGパターン~
文章というものは、ただむやみに書けばいいというものではありません。
読みやすさというものを意識して書かなければ、良い文章にはならないのです。
~OKパターン~
文章は、ただむやみに書けばいいわけではありません。
読みやすさを意識して書かなければ、良い文章にはならないのです。
少し大げさに書きましたが、「~というもの」を省くことで一気に文章はスッキリします。
「~というもの」に限らず、「~という」は大体省けますので、積極的に省いていきましょう。
冗長な表現3~かもしれません。~だと思います。
この2つの表現は長くなる上に自信がないと思われてしまいます。
これらは「~です。」と言い切りましょう。
そうすることで、無駄が省ける+信頼性アップの一石二鳥です。
~NGパターン~
読みやすい文章を書くコツは、冗長な表現を避けることだと思います。
どんなにいい内容の文章を書いても文章が長いと読まれないかもしれません。
~OKパターン~
読みやすい文章を書くコツは、冗長な表現を避けることです。
どんなにいい内容の文章を書いても文章が長いと読まれません。
断定することで、スッキリするだけでなく、情報が正しく見えます。
まぁとはいっても、私もたまに使っちゃいますけど(笑)
ただ、自分が本当に伝えたいことに対してはきちんと言い切るようにしてます。
冗長な表現4:~できるようになるためには
「~できるようになるためには」はもっとスッキリさせた表現にできます。
こちらは、例文が一番わかりやすいので、まず例文をご紹介します。
~NGパターン~
よりよい文章を書けるようになるためには、繰り返し文章を読み・文章を書くことが必要です。
~OKパターン~
より良い文章を書くには、繰り返し文章を読み・文章を書くことが必要です。
動詞+「~できるようになるためには」は「~できるようになるため」を省けることが多いです。
こんなにスッキリさせても意味は変わりません。
積極的に活用していきましょう。
冗長な表現5:二重表現(まず最初に、まだ未定、初デビュー、断トツの1番)
最後は二重表現です。
一番有名なのは「頭痛が痛い」でしょうか。
「頭痛」の意味がそもそも「頭が痛い」なので「頭痛が痛い」は二重表現となります。
正確には「頭痛がする」。
その他にも間違いがちな表現がたくさんあります。
- まず最初に→最初に(「最初」には「まず」の意味が含まれている)
- まだ未定→未定(「未定」には「まだ」の意味が含まれている)
- 初デビュー→デビュー(「デビュー」に「初めて」の意味が含まれている)
- 断トツの一番→断トツ(断トツは「断然トップ」の略なので1番の意味が含まれている)
二重表現は文章が長くなるだけでなく、そもそも間違った文章です。
自分が使用した表現が二重表現ではないか、意識しましょう。
「5種類の冗長な表現を組み合わせた文章」と「スッキリさせた文章」で例文比較!!
ここまでで紹介した以下の4つの表現を駆使して、「冗長な文章」と「スッキリさせた文章」を比較します。
- ~することができる
- ~というもの
- ~かもしれません。~だと思います。
- ~できるようになるためには
- 二重表現
これらを連発するとどのくらい読みにくくなるのか見てみましょう。
~NGパターン~
「ビジネス」というものと「文章」というものは切っても切れない関係にあると思います。
そのため、より良い文章を書くことができるということはビジネスに役立つかもしれません。
読みやすい文章を書けるようになるために、まず最初に身に着けるべきなのは、「シンプルに書ける技術」だと思います。
~OKパターン~
「ビジネス」と「文章」は切っても切れない関係にあります。
そのため、より良い文章を書ければ、ビジネスに役立ちます。
読みやすい文章を書くために、まず身に着けるべきなのは「シンプルに書ける技術」です。
冗長な表現を使えば使うほど、文章は読みにくくなります。
単体ではそこまで影響はなくても、塵も積もれば山となりますので、注意しましょう。
文章を学びたいならまず読むべき1冊をご紹介
この記事では「冗長な表現」をなくすことを中心にお話してきました。
読まれる文章にするためにできることは他にもたくさんあります。
文章を学びたいけど、何の本を読んだらいいかわからない。
あるあるですよね。
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おわりに:読み手を思う気持ちが読みやすい文章に繋がる
5つの冗長な表現をご紹介しました。
- ~することができる
- ~というもの
- ~かもしれません。~だと思います。
- ~できるようになるためには
- 二重表現
この5つを意識するだけで、文章はスッキリします。
このブログでは、他にも読まれる文章について書いた記事がありますので、ぜひこちらも合わせて読んでください♪
↓読まれる導入文の書き方はこちら↓
【プロの文章には共通点がある】読まれる文章の書き方3ステップ!
↓わかりやすい文章を書くコツはこちら↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪