この記事では、わかりやすい文章を書くコツを3つ紹介いたします。
はじめに1つ質問です。
「わかりやすい文章」を書くことがなぜ重要だかわかりますか。
答えは人それぞれ違うかもしれません。
ただ、この記事での結論はこうです。
”「わかりやすい文章」=「読まれる文章」だから”
皆さん、以下のような経験はありませんか。
「難しい参考書や本を読んでいて、はじめは勉強のために読み進めていたが、段々と読み終えることが目的になってしまった。」
正直読み終えるのが目的となった本、私はめちゃくちゃあります。
参考書や本であれば、理解に苦しんでも「お金を払って買った」という損得勘定から最後まで読んでもらえます。
しかし、Webメディアであれば、そうはいきません。
わかりにくい文章であれば、すぐに読むのをやめ、違うWebメディアに移ってしまいます。
だからこそ、「わかりやすい文章」=「読まれる文章」なのです。
とは言っても、わかりやすい文章ってどう書けばいいのかいまいちピンときませんよね。
そこでこの記事では、わかりやすい文章を書くコツを3つご紹介いたします。
どれも、簡単で、この記事を読み終えたらすぐにでも実践できる内容になっています。
全文読んでも5分後には、わかりやすい文章のノウハウを手に入れているはずです。
読まれる文章のコツについては【プロの文章には共通点がある】読まれる文章の書き方3ステップ!
で記事にしていますので、合わせてお読みいただけますと幸いです。
それでは、行きましょう。
【読み手は最高に楽がしたい】を知らないとわかりやすい文章は書けない
読み手は絶対的な王です。
気に食わなかったらすぐに別のところ行ってしまうことを覚えておきましょう。
この王は積極的に理解しようというスタンスではありません。
「理解させてくれなかったら違うページ行くよ」
こんなスタンスです。
一生懸命魂込めて作成したのとは裏腹に読者は容赦なく去っていきます。
だからこそ、読み手に楽をさせる文章が必要なのです。
ここでは、読み手が離れてしまうNG文章についてご紹介します。
「読み手に楽をさせることが目的」を意識して読み進めてみてください。
NG文章その1:読みにくい
読みにくい文章は読み手の努力が必要となるため、すぐに去られてしまいます。
読みにくい文章には以下のような例があります。
- 構成がバラバラ
- 一文が長い
- 重要なところがわからない
- 漢字だらけ・ひらがなだらけ
これらの文章は読み手に頭を使わせるため、非常にわかりにくい文章となります。
それぞれの解決方法が以下の通りです。
- 最初に構成を決めてから書き始める
- いくつかの文章に分け、読み手が一息つけるようにする
- マーカーや太線、下線をつけ、文章に格差をつける
- 漢字だらけ・ひらがなだらけの文章になった場合はバランスがよくなるように表現を変える
読み返して、読みにくいところ・ひかかったところは片っ端から修正していきます。
NG文章その2:内容がピンとこない
読み手は全ての文章を読むつもりはありません。
その記事の重要なことが知れれば、それでいいのです。
読み手が必要としていない情報が多いと「めんどくさそうだな」と思われ、去られてしまいます。
文字数を増やそうとせず、読み手が必要としている情報を調べ上げ、ただそれだけをひたすらに書くのです。
寄り道や余談なんて必要ありません。
有名人など、その人自体に価値のあるブログは別ですが、「情報」を求められるメディアでは蛇足になります。
読み手が知りたいことを理解し、必要な情報だけを的確に伝えていくのがポイントです。
余計な文章を増やし、「結局何が言いたいのかわからない」なんてことにならないようにしましょう。
NG文章その3:内容が難しい
難しい内容だと「よくわかんない・めんどくさい」という判断になり、去ってしまいます。
上級者を対象とした文章であれば、問題はありませんが、初心者向けの記事であれば、特に気を付けなければなりいません。
読み手が難しく感じる文章には以下のような例があります。
- 専門用語が多い
- 日常であまり使わない言葉が多い
これらを解決するには普段の会話で使う言葉だけで説明することがポイントです。
わかりやすい文章のコツ1:はじめの1文で決める!
読者は気が短いです。
はじめで読む気になれない文章を最後まで読むほど優しくありません。
そのため、結論をはじめに伝えることが効果的です。
よく重要なところを「○○」と隠して、興味を引くやり方を見受けられます。
確かに効果的な場合もあります。
しかし、余程気になることじゃないと読んでもらえないのも事実です。
もしくは、筆者に絶対的信頼があり、「この人ならいい結論があるだろう」と思われている場合です。
それ以外はほとんど「ふーん、まぁいいや」で終わってしまいます。
それよりも結論をはじめに伝え、
「へぇ~そうなんだ。じゃあその方法詳しく知りたい」
とさせる方が簡単です。
よって、結論をはじめに伝えましょう!
わかりやすい文章のコツ2:かっこつけた文章・自分を守る文章は省く!
カッコつけた文章・自分を守る文章は読みにくいため、読者が去る原因になります。
では、自分を守る文章とはなんなのか。
それは以下のような文章です。
- ~だと思います
- これを言うと反感を買うかもしれませんが~
- 自分の意見が絶対正しいとは言えませんが~
- ~という意見があるのも否定できませんが~
上記のような、読み手から否定された場合に、自分を守れるような文章です。
これを連発させると、無駄に長い文章になり、読みにくい文章となります。
1+1=2のように答えが決まった内容でない限り、絶対正しいことが書かれているなんて読み手も思っていません。
”自分の意見”としての正しさを貫けばそれでいいんです。
それを実現するためには以下の2点を意識しましょう。
- 言い切る
- 否定されるのを恐れない
もう1つがかっこつけた文章です。
かっこいい文章は別に読み手は求めていません。
ただの自己満足です。
かっこつけた文章には2種類あります。
- かっこつけた表現を使った文章
- 自分をカッコよく見せる文章
かっこよくするために、回りくどい表現をあえて使う必要はありません。
特に記事を書く際は、自分のエピソードを書くこともよくあります。
誰しも自分の経験談は美しくそしてかっこよく伝えたいです。
しかし、読み手が欲しているのは、筆者のかっこいい話ではなく、そこから自分に活かせる有益な情報なのです。
筆者がかっこよかろうが、ダサかろうがどうでもいいのです。
私も記事をやってしまったことがあります。
「こんな辛い経験があったんだ!でも頑張ってこうなったよ!」と自分語りをしてしまいました。
しかし、その文章はただひたすらに長く、回りくどいものでした。
満足するのは、ただ自分だけ。
読みにくく、何が言いたいかわからない文章の完成です。
かっこつけず、簡単に書きましょう。
わかりやすい文章のコツ3:あれこれ書かずシンプルに!
読み手が知りたい情報を短くシンプルに。
結局これが一番わかりやすい文章です。
ただ、どうすればそんな文章が書けるのかが重要ですよね。
それは以下のたった2つのことを意識すればすぐ解決できます。
- 書いた文章を寝かす
- ダイエットさせる
書いた直後は自分の中で独自のリズムができているため、少なくとも自分だけは読みやすい文章となっています。
そのため、読みにくい箇所を見つけにくいんです。
だから一旦時間を置き、自分の中で生まれた独自のリズムを忘れさせます。
そして、改めて見直します。
スラスラ読み進められなかったところは、当然読み手も引っかかります。
そこを中心に修正し、無駄なところを省き文章をダイエットさせていきます。
こうすることで、文章を客観視し、改善できるのでわかりやすい文章に段々となっていきます。
わかりやすい文章を書く3つの特訓
読み手の時の自分を分析する
何かを読んでいるとき、これほど貴重な時間はありません。
自分が読み手となっているのですから、自分の行動を分析すればいいんです。
- 自分が気になった文章
- わかりやすいと感じた文章
- 逆に読みにくかった文章
これらを分析し、自分の文章に活かしていきます。
文章を書く時だけではなく、読んでいるときも勉強になることを忘れないでおきましょう。
1日の出来事を1ツイートでまとめる
Twitterはとても便利なツールです。
140字と制限があり、しかも「いいね」などで周りの反応がわかるので、成果がわかりやすいです。
1日の出来事でなくても、もちろん構いません。
自分の伝えたいことを読み手を想像しながら何度も何度もツイートしていきます。
140字と限られているため、文章のダイエット練習にも最適です。
【まとめ】わかりやすい文章を書くには
この記事のポイントは以下の通りです。
- 読み手はめんどくさがりだということを覚えておく
- 結論を先に伝える
- 文章でかっこつけない
- 文章で自分を守らない
- シンプルに書く
- 文章を寝かせてダイエットさせる
文章に面白さを出す前にこれらを練習しましょう。
繰り返し練習しているうちに文章の個性は自然と出来上がってきます。
焦らず、ゆっくりと進んでいきましょう。
読まれる文章のコツについても【プロの文章には共通点がある】読まれる文章の書き方3ステップ!
で書いてありますので、こちらの記事を読んだ後はさらに次のレベルということで合わせてお読みください!
文章は自分の脳内を具現化する素敵なツールです。
真剣に向き合って自分の武器にしていきたいですね。
この記事があなたの役に少しでも立てば幸いです。