僕は無能な自分が大嫌いでした。
「なんでこんなこともできないんだろう」
「ミスばかりで人の役に立てない自分は生きている価値あるんだろうか」
「人に迷惑かけて自分は邪魔でしかない」
こんなふうに悩み落ち込んで毎日が嫌で嫌でたまりませんでした。
この記事を書いたのは、私のように今挙げたようなことを考え苦しんでいるあなたに読んでほしいからです。
ここには、有能になる方法が書かれているわけではありませんし、無能な自分を変えられる方法が書かれているわけでもありません。
ただ一つ、「無能ってそんなダメなことですか?」と僕の考えを書いていきます。
無能か有能か。
そんなことよりも人生において大切なことってありませんか?
社会の役に立つことや仕事ができて成績がいいことよりももっと大切なこと忘れていませんか?
僕自身も「無能な自分はダメだ」と自分を責めることをやめた時から少しずつうまくいくようになりました。
「無能」のレッテルを貼り、どんどん「無能」にしているのはもしかすると自分のネガティブな思考かもしれません。
この記事はとにかく軽い気持ちで読んでいただければと思います。
自分が嫌いなあなたが、今を苦しんでいるあなたが少しでも心が軽くなるきっかけになれたら幸いです。
無能な自分が嫌いな人は大きな勘違いをしている
無能だからと自分を責め、嫌う人は真面目で自分に厳しい人が多いです。
きっとあなたもそうだと思います。
自分に非常に厳しく、「もっとできるようにならないと」「もっと高いレベルを目指さないと」と自分へのハードルを無意識のうちに上げていませんか。
自分に厳しいがゆえにいつしか「自分は○○でなければいけない」と”勘違い”してしまっていることがあります。
では、その勘違いとは何か。
ここでは、以下の3つの勘違いをご紹介します。
- 社会の役に立たなきゃいけないと思っている
- 努力が足りない自分が悪いと思っている
- 無能な自分は恥ずかしい人間だと思っている
どれか1つでも当てはまったでしょうか。
いつしか持ってしまった固定概念をここできれいさっぱり捨てていきましょう。
【無能な自分が嫌いな人の勘違い1】社会の役に立たなきゃいけないと思っている
就活で良く答えますよね。
「社会の役に立つことを~」
社会の共通認識で、誰もがそう思うことを正しいと思っています。
しかし、本当にそうでしょうか。
社会に出たら、社会の役に立ちたいと考えるのが当たり前だと勝手に思い込み、疑わずにいただけではないのだろうか。
確かに、社会の役に立ちたいか、立ちたくないかで言われたら立ちたいですよ。
でも、自分の精神を擦り減らして苦しんでまで役に立ちたいとは思いません。
そして、「社会の役に立ちたいか立ちたくないか」という問題ではなく、そもそも役に立たなきゃいけないのだろうか。
それもまた私は否定します。
別に役に立たなくてもいい。
それでも世界は影響なく回っていくから。
かの有名なエジソンだってアインシュタインだってこの世にはもういません。
彼らがいなくたって世界は回っているのですから、誰がいなくても世界は回っていきます。
「社会の役に立たないと」と自分を追い詰める必要はありません。
ただ、家族や友達の役に立ちたいと思えればそれで充分です。
【無能な自分が嫌いな人の勘違い2】努力が足りない自分が悪いと思っている
無能なのは努力が足りない自分が悪いと思っていませんか。
だからもっと努力しなきゃと焦っていませんか。
そんなあなたに伝えたいのは「別にそんなに頑張らなくてもいいんじゃないですか」ということです。
努力って自分が何か目指しているとき、叶えたい何かがあるときに自分のためにするものです。
嫌な会社で仕事ができるようになるためにするのものではありません。
別に頑張りたいと思わないのであれば、努力しなくてもよくないですか。
例えば、仕事で出世するのが自分にとっての大きな目標だというのであれば、努力してもいいと思います。
しかし、仕事に対して人生を賭けるほどの思いがないのであれば、努力するの馬鹿馬鹿しくないですか。
自分にとって大切なことが他にあるのにも関わらず、大して重要ではない仕事に対して努力して疲弊して本当に大切なことに努力できなくなる。
非常に勿体ないですよね。
人生において仕事がそこまで大切でないのであれば、そんなに努力する必要なんてないと思います。
ましてや、努力が足りないと自分を責める必要なんて一切ありません。
【無能な自分が嫌いな人の勘違い3】無能な自分を惨めに思う
無能な自分を惨めに感じて周りからの評価を気にしていませんか。
一度考え始めるとどんどん深刻に考えはじめてしまい辛いですよね。
自分に良いところがあることを無視して、無能な部分ばかりに着目してしまいます。
悪い部分ばかり気にするので、どんどん無能だと勘違いしはじめ、惨めに感じてしまう。
でもこれって非常に体に毒だと思いませんか。
「あー自分ってなんて無能なんだろう。」
「周りはもっと仕事できる人ばかりなのに自分はダメダメだ・・・」
考えては落ち込んで、考えて落ち込んでを繰り返す。
せっかくの1日がネガティブで埋め尽くされてしまう。
非常に勿体ないですよね。
無能さを探す天才になりつつあります。
粗探しはやめて自分の得意な分野に目をつけていきましょう。
人間に大切なのは技術でも能力でもない。たった一つ「人を思いやれるかどうか」
社会を生きていく上で本当に大切なことは「人を思いやれるかどうか」だと私は思っています。
「バリバリ仕事ができる」とか「天才的な発想力を持っている」とかよりも大切だと思います。
仕事は人を思いやった先にあります。
- 両手がふさがっている人のためにドアを開けてあげる
- 荷物を少し持ってあげる
- 悩んでいる人に声をかけてあげる
誰でもできるようなことですが、結局こういうことの積み重ねです。
例え無能でも人を思いやることを続けていれば、仕事が結果としてついてきます。
確かに天才的な発想は生まれないかもしれません。
しかし、相手が本当に求めていることに気が付けるようになります。
有能になろうする必要はありません。
無能は無能なりに心で仕事していくんです。
そしたら自ずと相手に届くものです。
まとめ:無能かどうかなんて気にしなくていい
最後の方は「相手を思いやる」という話ばかりになってしまいました。
でも本当にそう思います。
無能か有能かなんてどうでもいいんです。
それよりも大切なことはたくさんあります。
もし今あなたが無能であることに悩んでいるのなら、まずは人を思いやることからはじめることをおすすめします。
そうすれば、勝手に結果がついてきます。
仕事なんて結局すべて人との関わり合いなんですから。
長々と書いてきましたが、この記事で伝えたいことは2つです。
- 無能だからと思い悩まなくていい
- 人を大切にすればそれでいい
今を悩んでいるあなたが幸せの人生を送れることを望みます。